第5回(2002.2.27)

 『長いこときづかなかった。

 想いが常にひとつでないこと。

 わたしが愛するように

 だれかが愛しはしないことを。』


 思春期の頃、何冊も書き溜めていたノートをめくっていたらなつかしい想いが、いっぱいあふれていました。

 これはいつごろかいたんだろ。よくおぼえてません。


 でも、このころはこのころなりに、見えていた世界はせまかったけど、ほんと一生懸命だったなあ。

 いまももちろん、一生懸命、生きているけれど、きっとあのころと、どこかちがう。

 どこかで、『装うこと』をおぼえてしまったからあのころ感じてた幸せのかたちは、もう、あのころだけのもの。

 振り返ることができるのは、そこを通り過ぎたから。


 でも、最近レギュラーのアニメ番組で、すごくピュアで素直な、すてきな恋を体験させてもらっているからときどき、ふと、そのころの自分が顔をのぞかせます。

 マイクの前で、スクリーンのキャラに台詞をあわせながら、真剣にどきどきしている自分の気持ちを、ちょっと新鮮に感じてます。


 すてきな恋を、してください。

 すてきな恋を、しなくちゃね!